イタヤ・ゼオライトとは

イタヤ・ゼオライトとは

優れた陽イオン交換容量を誇る高品質のイタヤ・ゼオライト

山形県板谷地区のイタヤ・ゼオライト(天然ゼオライト)は、新生代新第三紀に噴火したマグマの火山灰などが降り積もって固まった結晶中に微細孔を持つアルミノ珪酸塩の岩石です。イタヤ・ゼオライトはクリノプチロライトを主とし少量のモルデナイトを伴った不純物の少ない、白色の美しいゼオライトです。陽イオン交換容量(CEC)(※1)は178cmolc/kg (※2)と世界的に見ても優れており、均質で良質なゼオライトとして高い評価を得ております。当社では、この良質なイタヤ・ゼオライトを推定埋蔵量約7,000万トンと豊富に保有しており、数千年の採掘が可能な規模を誇っております。


天然ゼオライトの陽イオン交換容量(CEC)

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出典:季刊肥料 (肥料) (1999年) 後藤逸男 (東京農大) 肥料協会新聞部出版

※1:陽イオン交換容量とは...ゼオライトなどの、マイナスに荷電している物質は、陽イオンを引き付ける力があります。
陽イオン(カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、アンモニウムなど)を吸着し保持する大きさのことを言います。

イタヤ・ゼオライトの成分

(財団法人日本肥料検定協会調べ・pHは自社調べ)

けい酸全量(SiO2) 66.00〜70.05%
酸化アルミニウム(Al2O3) 10.51〜13.42%
加里全量(K2O) 2.14〜2.91%
酸化ナトリウム(Na2O) 2.72〜4.35%
酸化鉄(Fea2O3) 1.11〜1.24%
石灰全量(CaO) 0.64〜1.55%
苦土全量(MgO) 0.15〜0.33%
強熱減量 2.1〜6.69%
陽イオン交換容量(CEC) 178cmolc/kg以上
水素イオン濃度指数 pH6.5〜10.5

※2:178cmolc/kg=178meq/100g
(2019年10月7日時点)

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陽イオンの吸着

ゼオライトはマイナスに荷電しているため、陽イオンを引き付け吸着保持します。


水分子の吸着と放出

ゼオライトはたくさんの水分を吸着するだけでなく、周囲の湿度によって水分を放出する性質も持ち合わせています。


有害物質の吸着

ホルムアルデヒドなどのシックハウス症候群の原因物質やアンモニアなどの悪臭のもととなる物質の吸着に優れています。

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